目次
あいさつ
おはようございます。 G2(@G2U)です。
ピクシブ株式会社に8/22~28の一週間、インターンに行ってきました。
今回はその体験記です。
経緯
応募から選考通過までの話です。
もともとピクシブのインターンの存在自体は知っていたのですが、実際に応募したきっかけは昔からの知り合いだった@ayatk_chが「楽しいから来て。VRのコースもあるよ」的なことを言ってきたことでした。
VRへのロマンが胸に溢れていた私は3D/VRコースという文字列に惹かれて応募。面接を経て合格をいただきました。
応募方法が少し変わっていて、通常のエントリーシートを書くタイプの選考とGitHub選考の二種類ありました。後者はGitHubのアカウントを投げつけるだけで良いというものです。
私はGitHubで殴れる気がしなかったのと、そもそもVRは触ったことがあるくらいのレベルだったので、通常の方法で勝負しました。
Unityでゲーム作った話とか、作ったデスクトップアプリの話とか、昔作っていた水中ロボットの話とか色々書いた気がします。
一応GitHubのURLも書いたので、そちらも多少参考にはしてもらえたかもしれません。
インターンの日々
そうこうしているうちにインターンが始まります。
私はVRoidチームに配属されました。
VRoidは「絵を描くように / 絵を描けなくても」3Dキャラモデルを作れるすごいソフトです。すごいんでぜひ触ってみてください。
1日目
ガイダンスとか
最初に簡単なガイダンスがありました。
そこで必要書類を提出したり、NDAを結んだりといったことをしました。
その後全体会(正式名称を失念してしまったのですが、月1でやってる全体への業績報告などを行うやつ)に参加させてもらって、ラジオ体操第一を踊ったあと(文化らしい)、色々な部門の発表を見て「おー」って言ってました。あとそこで簡単な自己紹介もしました。
その後、お弁当を持って社員さんと席を囲んで食事をとりました。
食事後はメンターさんたちとインターンのメンバーで集まって予め作ってあった1ページスライドで簡単な自己紹介を行いました。
開発準備
あとはメンターさんと作業スペースに行ってずっと環境構築です。
3D/VRコースということでGTX1080を積んだごっついラップトップが貸与されて、アカウントのセットアップをしたり、開発に必要なものをインストールしたり、いつも使ってるツール群をインストールしたりといったことをやっていました。
それと同時進行で課題設定をする時間もいただきました。
というのも、3D/VRコース以外はあらかじめ課題が設定してあったのですが、3D/VRコースでは課題がなかったからです。
課題はメンターさんの方針で「やれること/やりたいこと」を考慮しつつ決めるということでした。
そういうことだったので現状のVRoidの問題点やほしい機能の洗い出しを行いました。ユーザー視点での要望、VR開発に興味ある人間としての要望、VRoid開発チーム視点での要望などを色々と上げていって、これだというものをメンターさんやチームの方と話ながら決めました。
ここでダイレクトに要望を飛ばせるチャンスとばかりに「VRoidにこういう機能がほしいんだけど」みたいなことを言いまくってきました。無理言っちゃってごめんなさい。後悔はしてません。
懇親会
開発準備のあとは懇親会の時間でした。メンターさんを始めとする社員さんやインターンのメンバーでお酒などを片手にわいわいやってました。
ピザと寿司じゃない!!!!! pic.twitter.com/t8I84B0Oug
— G2 (@G2U) August 22, 2018
2~4日目
実装
ひたすら実装の日々です。私の選んだ課題がVR機材を使うものだったので、そのへんのセットアップも2日目に行いました。
追加する内容が比較的独立した機能だったので、基本は黙々と作業する形でした。
とはいえ一人じゃわからない部分も多く、ちょくちょくメンターさんやチームの人にテストしてもらってアドバイスを貰ったり、UnityやVRoidに関する質問を何度もして丁寧に教えてもらったりもしました。
あと「VRoidすげー!」って言いながら使ってた1ユーザーとして、中身を見ることができて興奮してました。
ランチ
お昼については毎回あちこち連れて行ってもらっておごってもらったり、インターン生で集まって交流会をしたりしました。
VRoidチームの方は皆さん最新の技術情報をどんどん追っていて、しかもそれらに関する知見が深く、話していてとても刺激になりました。
話す中で「こういうエンジニアになりたい!」という目標もできました。
こぼれ話
4日目の終業時刻に雨がすごくて帰れなくなった社員さんたちが集まって、おつまみをつまみながら酒盛りをしていたのが印象的でした。すごく楽しそうでした。
5日目
スライド作り
最終日です。
この日は16時から成果報告会があったので、午後はずっとスライド作りに費やしました。
あとは実装した機能をテキストにまとめたり、bugfixしたり、軽いリファクタリングをしたり、引き継ぎがうまくいくかをテストしてもらったりといったこともしていました。
成果報告会
皆さんすでにインターンの成果がサービスにデプロイされていたり、数字で見える成果が出ていたり、どの発表も面白くてためになりました。
若干無理を言って会場に機材をセットアップしてデモをさせてもらったんですが、楽しんでもらえたようで嬉しかったです。皆様ご協力ありがとうございました。
具体的に実装した内容はリリースされてから追記します。それまでお待ち下さい><
打ち上げ
打ち上げでは居酒屋でお酒飲んでみんなでわいわいしてました。
もうこれで終わりか~~と思うと名残惜しかったです。
二次会
終わると思ったら終わりませんでした。時間に余裕がある人達で会社に戻って二次会しました。
何故か常備してあったカシスのカクテルやキンキンに冷えたほろよい片手にお話したり、お土産として頂いた本を眺めてニコニコしたり、インターンのメンバーにVJ(DJの動画版)の人がいて突如アニメOPEDのVJイベントが始まったりしました。
そういえば
この一週間、よく考えたら何気なく話してた人に何人も偉い人がいたような気がするんですが、社員さん含めて誰も気にしていなかったので、私も気にせず楽しくやってました。そういうところも「いい雰囲気だなあ」と感じた一端だったように思います。
打ち上げの二次会でVP of Engineeringという肩書の人がアニソンに合わせてヲタ芸かましていたり、pixiv本体のプロダクト責任者なる人がVR受肉したりしていたので納得ですね。
一週間楽しかった……!
感想
感想としてはまずひとつ、珍しい経験ができて良かったという思いがあります。普段ユーザーとして使っているサービスの裏側を覗いて、「こうやって成り立っているんだ」「こう作っているんだ」といったことを体験する機会はそうそうないので、それだけでも良い一週間だったと断言できます。
それから、pixivの雰囲気を知れたというのも大きな経験でした。とても馴染みやすい雰囲気で、安心して一週間の貴重な機会を楽しめました。
私は今回「なにをやるか」というテーマから自分で考える時間をいただけました。そういうところで「既存のものをどう改良するか」「どんな機能を作るか」「そうしたらどんな良いことがあるか」「その優先度はどれくらいのものなのか」といったことを考えるという「実際のもの・サービスづくりの考え方」に触れられた点で一つ成長できたんじゃないかと思います。
VRoidチームではかなり好きなようにやらせてもらえたので、やりたい!をある程度形にすることができました。助けていただいた方々には本当に感謝しています。
というわけでpixivインターンのおすすめポイントはたくさんあるのですが、「pixivの雰囲気を知ってほしい」という点だけでもメチャクチャおすすめできるので、みなさんもぜひインターンに応募してみてください!!!!