はじめに

こんにちは。@G2U です。

就活が終わりました(今後内々定取り消しにならなければ)。

ということで、就活について忘れないうちにまとめておきます。

就活の話は若干センシティブですし、この時期に出すのはどうなんだという考えもあるとは思うのですが、これからIT界隈で就活する予定の方に参考にしてもらうために早めに公開することにしました。

私自身の経験として、もともと考慮に入れていなかったITという業界を学部後半から目指すようになったり、修士1年の冬まで考えていなかった(募集情報を知らなかった)企業に入社する事になったりした経緯があり、情報収集と挑戦は早ければ早い方が良いと強く考えるようになりました。この記事が、情報収集と挑戦の一助になればと願っています。

ただし、この記事はあくまでも記事公開時点の個人の感想であり、実際の選考基準や現在(未来)の私の考えとは異なる可能性があります。また、こういった記事は往々にしてポジショントークやバイアスが含まれるので、ぜひ他の人の記事も読んで就活に対するイメージをチューニングしてもらえればと思います。

本記事では各社の詳細などには触れませんが、DMなどいただければ私が受けたり人から聞いたりしたオススメの会社情報など色々と共有できます。

その他この記事について聞きたいことがあれば、気軽に聞いてください。お答えできない内容はお答えできないと言いますし、迷惑だとは思わないので、「こんなこと聞いちゃって良いかな?」と思う内容でも聞いちゃっていただければと思います。

あとこちら、ご支援、お祝いいただけると喜びます。Amazonギフトは [email protected]ジーメール (スパム対策)宛かTwitterのDMにお願いします。
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TL;DR

  • 自己分析はとても大事
  • 会社と応募するポジションについて調べることも大事
  • 複数人から良いらしいと聞いた会社はやっぱり良い
  • インターン・アルバイトを始めるのは早ければ早いほど後々楽になる
  • 話の練習は必須

お前誰やねん情報

前提として、自分のプロフィールを軽く述べておきます。

現在修士二年生です。物理学科に所属しています。

Twitterのプロフィール欄にも軽くは書いてあるのですが、物理ベースレンダリング(レイトレーシングとか)と機械学習に関する研究をしています。

研究ではCG系のトップカンファレンスにポスターを通したことがあります。頑張ってはいるし知識で言えば国内でも上の方だけど、トップでは無いよねくらいの実力だと思って貰えれば丁度良いです。

興味領域が広く、インターンやアルバイトではかなり他分野の事業領域を学ばせてもらっていました。

例えばxR/量子アニーリングに関するアルバイトをそれぞれおよそ1年半/2年ほどしておりました。

細かいところでは、個人事業主としてWeb系の受託経験あり、日本ゲーム大賞アマチュア部門佳作受賞、賞金付きのアプリケーションコンテストで準優勝、スマホアプリのリリース経験あり、応用情報技術者/ネットワークスペシャリスト所持あたりがあります。

多少伝わったと思うのですが、興味領域が広く好奇心旺盛、行動力はそれなりにある、というのが私のパーソナリティです。

ちなみにプログラミング言語では C# と C++(14以降)が好きです。

就活のためにやったこと・やると良いこと

半分就活生向けの話になるので、興味がない人は「受けた企業と結果」まで飛んでください。

秘伝のES資料を作る

ESに書いたり面接で話したりする内容のベースとなる資料を作りました。

基本的には箇条書きで要点だけ書いていきます。ただ、エピソード関係はいつ(When)、どんなことを(What)、どんな風に(How)、誰と(Who)、どんなことのためにやって(Why)、どうなったよ(Result)、といったことまで書きました。

ESに書いたら追記、面接で話せるかもと思ったら追記、面接で質問されて答えたら追記……としているうちに最終的に秘伝のES資料が出来上がりました。皆さんもぜひ秘伝のES資料を作りましょう。とても役に立ちます。

ここで、私自身も常々思っていることで、かつ私の尊敬する友人も言っている言葉を引用します。

嘘をつかない範囲で盛るという技術は就活において重要

新卒就活記 – がべーじこれくしょん https://musaprg.hatenablog.com/entry/2021/10/01/100000

就活では自分と言う存在をマーケティングするわけなので、嘘はつかないようにしつつどう良く見せるかが重要なわけです。

このあとの「失敗談や課題解決談を思い出す」で述べるように、失敗談ですら「盛り」の対象になります。それはあなたの課題解決能力の表明になるからです。

盛ると言うと多少語弊があって、過去の経験をプラス思考で捉えて「少なくとも何かを経験した以上、得られたものはあるはずだ!」と考えてみると良い、ということなのもしれません。

失敗談や課題解決談を思い出す

「秘伝のES資料を作る」の一部ではあるのですが、大事なので切り出しました。

失敗談って就活で話すエピソードとしてはかなり重要です。

大きな挫折ではなくても構いません。とにかく何か失敗した、壁にぶつかったなと思う経験があり、それをどうにかこうにか乗り越えているということが大事すで。

面接ではよく「難しかったこと、壁にぶつかったこと、うまくいかなかったこと」を聞かれました。

何らかのプロジェクトについて話していたら「そのプロジェクトで難しかったことって何かある?」といった形で聞かれることもあれば、もっと直接的に「人生で挫折した経験はある?」といった形で聞かれることもありました。

これらの質問は、どうやって乗り越えたか、という点に着目して聞かれているようです。どのように課題を分析したかを見られることもあれば、どんなメンタルでもって乗り越えたかを見られることもあります。あるいはそのときにどう人とコミュニケーションを取ったかを見られることもあります。

これらの失敗談トークによって実際に何が見られるかは、企業の文化や欲している人材、面接官が深掘りしたいと思った内容によって変わりますが、自分の本質を表明できる大事なチャンスだと思います。

失敗してつまづいて、しばらく悩んで落ち込んでしまったこともあるでしょう。しかし、それはそれとして乗り越えた事実があるはずです。乗り越えた事実に誇りを持ちましょう。

経験談として話せるあらゆるエピソードの中で、どんな失敗があったかやどう課題を発見し解決したかを考えると良いです。あるいは失敗談や課題解決談は何かあったかなあという観点からエピソードを探し出しても良いです。

会社によってはめちゃくちゃ見られるポイントなので思い返しておきましょう。

ちなみに私の秘伝のES資料は、そこそこの割合がこのあたりの経験談になっています。

LinkedinやWantedly等のプロフィール作成

これわりと大事です。色々な案内が届きます。

人によってはこれらのサービス経由で様々な会社を知る人や、就職できる人も少なくないんじゃないでしょうか。

今回私は主に情報収集に使いましたが、学部の頃にはWantedly経由でインターンやアルバイトに参加していました。

あとは外資就活ドットコムも登録してました。自分が受けた会社のうち、2社は外資就活経由で受けようと思った会社でした。

企業調査

めっちゃしました。

「エンジニアは技術で殴れ」とか「言葉じゃなくて実績で語れ」と思っていた時期もありました。

実際のところは、既に転職市場で引っ張りだこになれるレベルの最強人材や、研究や特定技術に打ち込んできたような特化型人材ならともかく、技術だけで人気度が高い企業に受かるのは難しいです。

自分以外で同じ企業に応募している人たちが、当たり前のように優秀なためです。

すると、そんな人たちの中でその会社で活躍するイメージがより湧きやすい人が面接に受かります。面接官に自分が活躍するイメージを持ってもらうためにも、まず自分自身がこの会社でこう活躍するぞというイメージを持つ必要があります。このイメージが持てているかいないかでは、確実に差がつくでしょう。

IT系職種(ソフトウェアエンジニアなど)は売り手市場の傾向が強く、また早期に内定を獲得できる可能性が高いです。したがって、一般的な総合職と比較して、ESを出す会社を絞りやすいです。

その分企業研究をしっかりして、自分が御社で何をしたいのか、どんな価値を発揮できるかを考えても良いのではないでしょうか?

私自身、学部のときは企業研究についてなあなあな部分が多かったんですが、今回は力を入れました。きちんと始めたのは修士1年の7月くらいからだったと思います。

このあとの受けた企業と結果の章で書きますが、ある会社の面接に落ちてしまったことがきっかけでした。

加えてですが、私は「自分の意思でこの業界、この会社を選んだんだ」というモチベーションを得たかったので、やや志望外の業界(コンサルなど)の調査もしました。ググったり、人づてに話を聞いたり、Linkedin経由で面談を組んでもらったり、たまにIR(投資家向け情報)を眺めたりといった形です。場合によってはオフィスに訪問させていただいたこともありました。

逆求人への参加

一回だけ逆求人イベントに参加しました。

学部の頃は完全に手探りだったため、逆求人イベントで得られる知識や出会いが本当にありがたかったのを覚えています。ただ、今回は多少要領がわかっていたことや、もともと受けようと思っていた企業があまり逆求人イベントに参加していなかったことがあり、複数回の参加はしませんでした。

また、オフラインであれば他の就活生と知り合えたり、他の就活生の雰囲気がわかるというメリットもあるのですが、オンラインだとそれがないのが残念です。これも逆求人イベントに複数回参加しなかった理由の一つです。

情報収集の場や、人事の方との顔つなぎの場としては非常に助かる機会なので、就活に関してイメージが沸かないという人やIT業界にどんな会社があるのかよくわからないという人は、逆求人イベントへの参加をオススメしておきます。

応募

なんと応募しないと就職活動ができないらしい。

これは半分冗談ではなくて、応募忘れで早期選考の機会を逃したり、そもそも選考ルートに入れなかったりといったケースはよく見ます。忘れないようにしましょう。

例えば夏インターン経由で内定につながる会社は多くあります。人気のある会社は夏インターンに参加することが大きな一歩になることも多いようです。2月3月に夏インターンの応募締め切りという会社もあるので、調べるようにしましょう。外資系ITは特に締め切りが早い印象です。

私は研究に専念するため夏インターンはもともとやる気が無かったのですが、早期選考ルートで早めに就活を終えるために、外資の夏インターンにトライするだけトライしても良かったかなと今は思っています。

毎年、夏のITエンジニアインターン情報があつまる魔法のスプレッドシートなるものがあるので、ぜひ参考にしてください。

2022夏のITエンジニアインターン – Google Drive

受けた企業と結果

7社受けて5社内定、2社お祈りでした。

以前に優秀で尊敬できる友人が苦労していたのを見ていたので、「良さそう!」と思ったら積極的に話を聞き、選考に進むようにしていました。打てば当たるの理論です。

ただ、想像以上に高く評価していただけたため、今度は「どこに入りたいか」という贅沢な悩みが発生してしまいました。贅沢ではあれど結構精神をすり減らしました。正直この選択のタイミングが選考の最中よりも精神的に大変でした。

各社への志望度は予め明確にしておいたほうが良いです。もし迷うようなら「この中で一番最初に内定もらえたところ」「この中で一番初任給が高かったところ」などの定量的基準を使っても良いかもしれませんね。

さて、では肝心の受けた企業と結果についてです。アルファベットと会社名に関係はありません。全部ではありませんが多少時系列には沿っています。

詳しい選考対策や、会社の魅力などはここには書きません。直接 @G2U に聞いていただければお答えします。

A社

ES→1次面接(skip)→2次面接→×

SNSとソシャゲで有名な会社。

学部の頃に就職 or 進学で悩んでいたときに人事さんに親身に相談に乗って貰った経験を感謝とともに良く覚えていて、さて就活するぞとなったときに真っ先にメッセージを飛ばした会社です。

結論から言うと落ちました。

学部の頃に内定をいただいていたので、ほとんど準備をしなかったのが失敗の原因でした。あまり自己分析をせずに挑んだため「ウチで何がしたいか」という質問にうまく答えられず、御社である必要性や自分の成長性を見出してもらえなかったのだと思います。

面接をねじ込んでいただいた人事の方には本当に申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。

ここでの反省点はこれ以降の就活に生きてきます。

学んだことを一言で言えば「企業研究と自己分析はめちゃ大事」。

B社

ES→1次面接(技術)→2次面接(技術・人事)→適性検査→3次面接(人事)→4次面接(人事)→最終面接(役員)→内定

新宿ではなく渋谷の方の緑の会社。

流行り病によりアルバイトを失職した際、教授にその話をしたら「コラボレート先が人探してて」という話からトントン拍子で話が進みR&D部署に1年半くらいいました。優秀で専門性の高い方々に囲まれた環境で、モチベーション高く取り組めました。

アルバイトをしながら選考に進み、5回面接(面談を含むともっと)を超えて内定をいただきました。修士1年の夏に内定をいただいたのでめちゃくちゃ気が楽になりました。

ある程度の技術力があれば、あとはカルチャーマッチが重視される印象でした。

人事の方が自己分析を深堀りする手伝いをしてくれたことで、「結局どんな仕事がしたいか」「どんな人間になりたいか」と言った自分の軸をある程度探せたのがありがたかったです。

おかげで、学部の頃は「こんなことやりました!」を言うだけの自己アピールしかできなかったのが、今回は「こんなことをこんな風に考えてやりました!」「こんなことが技術者としてのやりがいです!」「自分はこういう人間です!」という事まで話せるようになったのは大きな進歩だったと思います。

C社

ES→1次面接(人事)→2次面接(人事)→3次面接(技術部署A)→4次面接(技術部署B)→5次(役員)→最終面接→内定

ソシャゲとメタバースの会社。

学部の頃のご縁があって応募しました。カルチャーとのマッチ度を強く感じることや、挑戦的な事業への投資を継続的に行っていることに魅力を感じました。

途中で部署ごとの社員さんと面接する機会があったのが印象的でした。

話す社員さんが全員ものづくりが好きという印象を感じ、ワクワクしたのを覚えています。

人事の方たちに人生相談に乗っていただいて「結局何がやりたいんだっけ?」という軸を一緒に探ってもらえました。入る会社選びの段階でやりたいことが迷走しかけていた自分を、面談で何回も引き戻していただけました。本当に感謝しております。

D社

ES→1次面接(技術)→2次面接(技術)→最終面接(役員)→内定

ソシャゲと球団の会社。

1day選考を受けました。1day以外だと技術テストがあるらしく面倒に思ったのが主な理由です。でもどんな問題が出るのか参考までに受けてみたかったと今は密かに思ってます。

2次面接がユニークで難易度が高く、技術力そのものよりは論理的思考力、課題の分析・解決力、そして人と議論する力を試されました。自分が受けた全面接の中で一番面白いなと思った面接がこちらの会社の2次面接です。この面接を乗り切った人たちとなら居心地良く働けそうだなと感じました。

E社

ES→1次面接A(グループディスカッション)→1次面接B→×

窓を作ってる外資ITの日本法人。

いわゆるサポートエンジニアのロールに応募しました。

ほぼ必読とされていたカルチャーに関する本を読んで挑んだのですが、求められているものを勘違いしているような感覚のまま面接を終え、案の定お祈りをされました。

例えばユーザーさんの持つ課題を解決する方法に関する質問をされたので、技術的にどう解決するかを回答したのですが、課題解決をすることよりもどうユーザーさんと協力するかという点を重視していた様子でした。サポートエンジニアというロールの理解が足りていませんでした。

F社

ES→SPI→オンライン英語試験→1次面接(skip)→2次面接(技術)→最終面接(役員)→内定

経済に強い新聞社。

あまりITのイメージがなかったのですが、複数のソースから「ここが良いらしい」という話を聞いたので、「ふむふむ、これは風が吹いているな」と思いOBの方に連絡をとりインターンに申し込みました。R&D系の部署で長期インターンに参加し、「実際めちゃくちゃ良いな……」と思ってそのまま選考に進みました。

インターン生のためか1次面接はスキップでした。2次面接以降は「なぜウチか」「なにがしたいか」「キャリアプランは?」といった質問をされました。基本的に面接の内容は他のIT系の会社とあまり変わりませんでした。

最終面接はオフラインかつスーツ指定だったので身構えていたのですが、実際始まってみると終始和やかで拍子抜けしたのを覚えています。

G社

ES→選択式技術テスト→1次面接(技術)→最終面接(複数回連続面接)→○

外資系クラウドの日本法人。

私は技術職ロールの中で一番専門性の高そうなロールを受けました。

NDAがあるので詳しくは話せませんが、公式サイトで公開されている情報を中心に共有します。

技術テスト、1次面接、最終面接と徐々に技術について深堀りされていきます。全力で勉強するか、もともと技術に明るいかのどちらかが求められる印象です。ネットワークスペシャリストの資格は持っていましたが、取ったのが学部2年の頃ですっかり忘れていたので、応用情報の教本とマスタリングTCP/IPを読み直しました。

最終面接は1日に何度も行うハードな内容です。外資特有のN人抜き面接ですね。私の場合は4人でした。

事前面談でどんな内容かはざっくり教えてもらいましたが、実際はちょっと違ったので詳しい内容は面接官によりそうです。

事前準備必須で、時間をかけて準備しました。ググれば色々情報は出てきますが、個人的には公式サイトの内容が一番参考になりました。面接の基本としては「経験ベース」で人となりが判断される印象でした。

私が受けた中でカルチャーとのマッチを一番チェックされたと感じたのがこちらの会社でした。「志望動機」を一切聞かれなかった唯一の会社でもあります。

相当難しかったこともあって、スクリーニングはしっかりと行われているなと感じました。

選択

自分の中の軸について考えつつ、自分の成長につながるキャリアについて考えつつ、あとは私は挑戦的な内容が好きという感情的な部分も考えつつ、もちろん待遇面も考慮に入れつつ選択しました。

めちゃくちゃ悩みました。最終的に選考結果が出揃ったのが3月末で、各社様にはそれまで待っていただきました。本当にありがたい話です。良い会社だなと思った各社様につきましては、後輩や周りの人に「インターンや新卒採用を受けてみな!」と宣伝しようと思っています。

最終的に

  • 私が技術を学ぶ一番のモチベーションである、「便利な技術の普及」に一番広く関われそう(あらゆるサービスの基盤に携われる上に、爆速ビジネス構築力が手に入る)
  • クラウドの流動性に学びの面白さと将来的な可能性を感じた(ミーハーなのでxRやクラウドといった技術への興味度が高い)
  • グローバルな視点を得たい(海外とのつながりが強い)
  • ソースコードを書くことがメインではないという新しい挑戦に興味があった(ソフトウェアエンジニアに転職するにしても、大きな価値になりそう)
  • 待遇が良い(待遇が良いと単純に嬉しいし、良い分必然的に期待も大きいはずなのでプレッシャーが掛かって成長度高そう)

という理由から、外資系クラウドの日本法人であるG社の内定を承諾しました。

G社の情報はあまり外部に出ていなかったため、内定後に人事さんに質問攻めしたり(その節はありがとうございました)、ツテを辿って現役でG社に勤めている方たちに連絡を取り、こちらもまた質問攻めしたりしました。本当に皆様ありがとうございました。

就活生に伝えたいこと

さて、では就活経験を通して学んだことについて語り、後輩の皆様にデカイ顔をするコーナーです。

謙虚と卑下は別のもの

個人的に大事だなと思ったのは謙虚さと卑下は違うということです。

「頑張って結果を出した」ことは自信を持って「頑張って結果を出しました」と言うようにしました。

「いえいえ、こんなの誰でもできますよ笑」という卑下した態度はあまりプラスのイメージにならず「じゃあ何のためにそのエピソードを話したんだ」「やったことに誇りを持てないのか」といったマイナスイメージを持たれると思ったからです。

もし大したことがないと思っても、自分なりに工夫した点やなぜそれをやったかという着眼点を押し出すようにしました。

もちろん、ありのままに自分の成果を評価して「謙虚に」なることも忘れずに。傲慢と謙虚も違うものですから。仮に面接官にすごいねと言われたとしても、それは(その歳にしては)すごいねという意味のことが多いです。天狗にはならないように気をつけましょう。

風の噂は良い情報源

人と話す中で「インターン良かったよ」という話や、「この会社良いらしいよ」という話があったらぜひ調べてみてください。私は人の話経由で受けた企業が何社かありました。人気な企業は人気な理由がありますし、噂になる企業は噂になる理由があります。その理由を追ってみるといろいろな発見ができるかもしれません。

IT系の面接官はわりと味方

私が受けたようなIT系の会社に限るのかもしれませんが、面接官は比較的に良いところ探しをしてくれているんですよね。最終的に合格か不合格か選ばなければいけないので、合格を選ぶ根拠を探してくれているわけです。面接官は味方になってくれる人だ、という事に気づいてからはだいぶ面接がやりやすくなりました。

ただ、技術に力を入れている企業の技術面接の場合は求められる最低限の「技術・経験・素養・努力する力」などが無いと切り捨てられることが多いように思います。一部が欠けている分には大丈夫ですが、複数が基準に達していないと容赦無く落とされます。

これで落とされる場合の極端な例ですが、例えばあなたがデータサイエンス系部署の面接官になったとして、面接に来た人が「PythonでHello Worldしたことあります。AIが流行っているのでデータサイエンティストになりたいです! 数学は得意じゃないけど頑張ります!」みたいなこと言ってきたら「なんか違わない?」となりますよね。

面接前に練習しよう

何か質問されたときにスラスラと答えることに慣れていない場合は練習しましょう。技術に関する議論をする上できちんと話ができるかということに繋がるので、大事な観点だと思います。仕事の上では人と何かをする以上、コミュニケーション能力はとっても大事です。

技術一辺倒の無愛想職人も良いですが、それが許されるのはほんの一握りの職人だけです。GitHubで何百もスターを集めたり、巨大OSSのコアなコントリビューターになったり、Kaggle Grand Master になったり、トップカンファレンス(権威のある国際学会)で登壇したりしてから職人ぶりましょう。

そもそも、それだけの成果を出していたとしても、応募する職種や企業のカルチャー次第では落ちるのが就活です。どうしても受かりたい企業に対しては、できるだけコミュニケーションを取るぞ!という気持ちでいた方が良いでしょう。

ちなみに、私は職人ぶれる結果を出していないので練習しました。

ただ、練習した内容を直接活かす機会はあまりなくて、どちらかと言えば質問された内容に答えられる応用力と、筋の通った価値観を自分の中に見い出すために練習した感じです。

自分の中の屋台骨を作っていく作業として、様々な質問を想定して自分の意見を声に出して言う練習をオススメします。

練習→面接を受ける→反省→練習→面接を受けると繰り返すことで段々と良くなっていく部分もあるので、色々と選考を受けてみるのも良いです。できればインターンの選考でこの経験を積んでおきたいところですね。

自己分析と企業研究はとても大事

何がやりたいのかの軸がないと企業研究もうまくできません。まずは自己分析をして自分の強みを見つけるとともに、自分が働くにあたり大切にしたい軸を探しましょう。

私は「難しさが壁になっている技術やアイディアから壁を取り除く」ことに喜びを見出す「勿体無い精神が強い性格」だとわかったので、そこをコアの軸にしつつ、「そのコミュニティで成長できるか」「技術的に貪欲な企業か」「自由度はどのくらい高いか」あたりをサブの軸にしました。

自己分析や企業研究は、あれこれググっているだけではまとまらなかったり、ググっても良質な情報がなかったりするものも多いです。頼れる人を探しましょう。私は友人と企業の人事さんに大変お世話になりました。

周りの友人、社会人の先輩、逆求人の担当者、企業の人事など、相談できる相手がいるだけでやりやすさが違います。私の知り合いであれば私がお手伝いできますのでお声がけウェルカムです。できるだけ一人で抱え込みすぎないようにした方が良いと思います。

手を動かそう

手を動かしてものを作りましょう。例えばゲーム会社を目指すならゲームを作りましょう。エンジニアロール以外でもです。

今どき簡単なミニゲームは数日で作れます。初心者からでも、二週間もあれば動くものは作れるでしょう。

最低限の知識を得るための座学も必要ですが、手を動かす経験は何よりも大事だと思います。一度作ってみればエピソードとして語りやすいし、自分の中の「楽しい」を見つけやすいです。

ゲームを作って、そのときにどんな課題を見つけて、どう直したか、そしてそのゲームをどう公開したか、公開してフィードバックを思ってどう感じたか、など、ゲームを作ってわかることは多いです。

ゲームに限らずですが、「ITの世界で生きたいなら、最初からITの世界で生きておけ」という話です。「ソフトウェアエンジニアになりたいならソフトウェアエンジニアになっておけ」と言い換えても良いかもしれません。

IT系の新卒採用においては、手を動かせる人は手を動かさない人より高く評価される傾向にあります。

ぜひ時間を作って手を動かして見ましょう。

経験があると就活がやりやすい

技術に関する経験を積むと就活は楽になります。できる限り実務に近い経験が良いですが、その限りではありません。

実務に近い経験をする方法でオススメなのは、就業型インターンをすることです。最初から就業型が難しい場合は1dayなどからステップアップしましょう。

就業型インターンでは、実際の現場で使われている技術や共同開発のやり方、ものを作るにはどういう考え方をすれば良いかといったことなどを学ぶことができます。自分の技術者としての好き嫌いやスタンスも分かる可能性が高いです。

ここで学んだことは、企業選びの際に参考にすることができます。

加えて、経験談としてインターンでの経験を採用面接で話せるようになります。

また、技術者に人気の企業でインターンをしたのであれば、その事実が最低限その企業でインターンできる技術がある証明でもあります。他社の選考でも活かせる可能性があります。

さらに、インターンで良い結果を残せば、そのままその企業の選考で有利になることも多いです。

もう良い事尽くしですね。

技術者に人気の企業ではなくとも、興味があればインターンやアルバイトという形でお仕事の世界に飛び込んでみましょう。私はもともとITエンジニアにはなる予定が無かったのですが、友人に勧められて逆求人経由でインターンに参加したことでITエンジニアになる方向へとガラっと舵取りを変えました。

できれば早い段階で行動することをオススメします。

もちろん、研究で成果を出そうと決意して、あえてインターンなどをしないという選択を取るのもありです。

大事なのは、流されてやるのではなく自分の意思でもって選択することだと思います(流されてインターンを受けた人の言葉なので説得力はないかもしれませんね)。

人生の大きな選択なので、頑張って損はない

面接になかなか通らず落ち込むことや、コミュニケーションの難しさを感じて不安になること、それから自分を見失って何がしたかったのかわからなくなり途方に暮れることなど、就活においては人によって様々な困難があると思います。

しかし、新卒カードを切ることのできるほぼ唯一のチャンスです。有効活用して損はありません。

例えば勇気を出してOBOGにコンタクトを取ってみる、企業のホームページや中途採用サイトをくまなく漁って求められている人材を分析してみる、自分の失敗談を思い出してそのときどうやって乗り越えたかのエピソードをまとめてみるなど、案外頑張れることはたくさんあります。何をやれば良いかわからなくなったら、周りの人を頼るなりしてやれることを探してみると良いでしょう。

ただ、それ以上に大事なのは健康です。これも忘れないようにしたいところです。

健康第一で、心身ともに健康に気を配りながら、やれる範囲でやってみましょう。

頑張って! もしくはお疲れ様!

就活生の皆さんが実りある未来を手に入れられるよう、陰ながら応援しております。

そして就活を終えた方、(自分含めて)お疲れ様です。未来が良くなるよう、よしなに頑張っていきましょう。

それではまた。